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認知機能検査の方法及び内容
認知機能検査の方法及び内容
認知機能検査の結果の判定
75歳以上の運転免許保有者を対象とした臨時高齢者講習及び免許証更新時の高齢者講習を適切に行うため、記憶力・判断力の判定を内容とした認知機能検査が実施されます。
認知機能検査は、検査員の説明を受けながら、検査用紙に受検者が記入して行います。
タブレットを利用した検査が行われる場合もあります。
検査では、次の2つの検査項目によって、受検者の記憶力や判断力の判定をします。
(1)時間の見当識
【問題1】
検査時における年月日、曜日、時間を
答えます。
(2)手がかり再生
ア.
4種類のイラストが描かれたボードが4枚提示され、検査員の説明を受けながら記憶をします。
例)
これは、大砲です。これはオルガンです。
これは、耳です。これは、ラジオです。
この中に、楽器があります。それは何ですか?
オルガンですね。
この中に、電気製品があります。それは何ですか?
ラジオですね。
この中に、戦いの武器があります。それは何ですか?
大砲ですね。
この中に、体の一部があります。それは何ですか?
耳ですね。
(以後、同じ要領で全16種類のイラストの説明を聞く。)
【問題2】
イ.
別の検査(介入課題)を行います。
【問題3】
ウ.
介入課題が終了したあとに、アで記憶をしたイラストをヒント無しで回答します。
(回答用紙に、先程ボードにどんな絵が描かれていたかを思い出しながら、できるだけ全部書くようにする。)
【問題4】
エ.
アで記憶したイラストをヒント有りで回答します。
(回答用紙には、イラストのヒントが書いてありますので、そのヒントを手がかりに回答する。)
ヒントの例:
「戦いの武器」、「楽器」、「体の一部」、「電気製品」など・・
認知機能検査の結果の判定
検査終了後、採点が行われ、その点数に応じて、「記憶力・判断力が低くなっている方(認知症のおそれがある方)」、「記憶力・判断力に心配のない方(認知機能が低下しているおそれがない方)」の2つの分類で判定が行われます。
検査から採点、結果の通知まで、30分程で終わります。
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